韓国語の文字のことをハングルと言います。ハングルには子音を表すパーツと母音を表すパーツがあり、その組み合わせによってどのように発音するかを示しています。
ここでは韓国語初心者の方が、ハングルの発音を基本から順序よく着実にマスターできるようにしていきます。
合わせてハングルの発音変化についてもまとめていますので、紹介しています。
ハングルの発音
ハングルの母音字は全部で21個、子音字は全部で19個あります。
ハングルは子音を表すパーツ(子音字)と母音を表すパーツ(母音字)の組み合わせでできています。
韓国語の勉強を始めたばかりの方は、「母音の発音」と「子音の発音」の前に、まず「ハングルの読み方」から読み進めることをおすすめします。
ハングルの読み方
ハングルのしくみを理解しながら読み方や発音について学ぶことができます。
→ ハングル文字の読み方!韓国語が1日で読めるようになる基礎編
母音の発音
ハングルの母音字の数は全部で21個あります。「基本の母音字」が8つ、それらに短い棒を加えた「ヤ行の母音字」が6つ、2つの母音字が合体した「ワ行の母音字」が7つです。
これら21個の母音字の読み方・発音を「基本の母音字」「ヤ行の母音字」「ワ行の母音字」に分けて、それぞれわかりやすく音声付きで解説しています。
→ 【韓国語の母音一覧】ハングル母音字21個の発音を音声でわかりやすく解説
子音の発音
ハングルの子音字の数は全部で19個あります。「基本の子音字」が6つ、母音に挟まれると濁音になる「濁る子音字」が4つ、息を強く吐いて発音する「激音」が4つ、喉をつまらせて発音する「濃音」が5つです。
これら19個の子音字の発音・読み方を「基本の子音字」「濁る子音字」「激音」「濃音」に分けて、それぞれわかりやすく音声付きで解説しています。
→ 【韓国語の子音一覧】ハングル子音字19個の発音・読み方をわかりやすく解説
パッチムの発音
文字の一番下につく子音のことをパッチムと言います。パッチムは全部で27個ありますが、発音は7通りだけです。
ハングルの発音をマスターするために重要なパッチムについて、その種類と発音の仕方について詳しく説明しています。
→ 韓国語のパッチムの種類と発音をマスターする!ハングルの読み方を覚えよう
ハングルの発音変化
韓国語は前後にくる文字によって、音をつなげて発音したり、濁音になって発音したりと、発音が変化することがあります。
ここからは発音が変化する代表的な例を紹介します。
連音化
パッチムの後ろに子音ㅇ(イウン)で始まる文字がくる場合、パッチムは次の文字の初声「ㅇ」の位置に移って発音されることがあります。これを「連音化」と言います。
ハングルの発音変化の1つである「連音化」について解説しています。
→ 韓国語の連音化
有声音化
ハングルには母音字に挟まれると濁音(だくおん)になる子音字があります。また、パッチムの後ろでも濁って発音されるパターンがあります。
ハングルの発音変化の1つである「有声音化」について解説しています。
→ 韓国語の有声音化
ㅎの弱音化・無音化
パッチムのㄴ、ㄹ、ㅁ、ㅇの後ろに子音字ㅎで始まる文字がくる場合、ㅎは弱く発音されるか、ほとんど発音されなくなります。これを「ㅎの弱音化」と言います。
また、パッチムのㅎの後ろにㅇで始まる文字がくる場合、ㅎは発音されなくなります。これを「ㅎの無音化」と言います。
ハングルの発音変化である「ㅎの弱音化」と「ㅎの無音化」について解説しています。
濃音化
パッチムの音 ㄱ [k]、ㄷ [t]、ㅂ [p]の次に、ㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅅ、ㅈがくる場合、初声はつまって(濃音)発音されます。これを「濃音化」と言います。
ハングルの発音変化の1つである「濃音化」について解説しています。
→ 韓国語の濃音化
鼻音化
パッチムの音 ㄱ [k]、ㄷ [t]、ㅂ [p]の後ろに、ㄴ、ㅁが続く場合、それぞれのパッチムは鼻音 ㅇ [ŋ]、ㄴ [n]、ㅁ [m]で発音されます。これを「鼻音化」と言います。
ハングルの発音変化の1つである「鼻音化」について解説しています。
→ 韓国語の鼻音化
激音化
子音「ㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅈ」と「ㅎ」が隣り合わせになると、激音「ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅊ」の発音になります。これを「激音化」と言います。
ハングルの発音変化である「激音化」について解説しています。
→ 韓国語の激音化
流音化
ㄴ(ニウン)とㄹ(リウル)が隣り合わせになると、どちらも流音のㄹで発音されます。これを「流音化」と言います。
ハングルの発音変化である「流音化」について解説していきます。
→ 韓国語の流音化
まとめ
ここまで韓国語の発音と発音変化についてまとめてきました。
これらすべての母音字と子音字の組み合わせ方や発音、発音記号などはハングル反切表を参考にしてみてください。読み方がわからないときなど、一覧表を見ると便利です。
韓国語は発音だけやっていても勉強が長く続きません。発音の勉強と平行して単語や文法を覚えたり、日常会話から少しずつ話していくことが大切です。
韓国語の勉強法についてもまとめていますので、参考にしてみてください。
→ 韓国語を最短ルートでマスターする勉強法まとめ!おすすめの学習方法