「~だから、~なので」を韓国語では?으니까(ウニッカ)니까(ニッカ)理由の表現
韓国語で「~だから、~なので」という理由を表す表現を作る場合、動詞や形容詞、存在詞の語幹に「으니까(ウニッカ)」、または「니까(ニッカ)」をつけます。
「ある、ない、忙しい、作る」などの動詞や形容詞、存在詞に「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」をつけて「あるから、ないから、忙しいので、作るので」とハングルで表現することができます。
ここでは、「~だから、~なので」の意味を表す韓国語「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」のさまざまな使い方を、わかりやすく説明していきます。
「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」の使い方
理由を表す「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」の表現を作る前に、動詞や形容詞、存在詞の原型と語幹、語尾を確認しておきましょう。
例 | 原型 | 語幹 | 語尾 |
---|---|---|---|
ある、いる | イッタ | イッ | タ |
있다 | 있 | 다 | |
ない、いない | オプタ | オプ | タ |
없다 | 없 | 다 | |
安い | サダ | サ | タ |
싸다 | 싸 | 다 | |
忙しい | パップダ | パップ | タ |
바쁘다 | 바쁘 | 다 | |
遠い | モルダ | モル | タ |
멀다 | 멀 | 다 | |
作る | マンドゥルダ | マンドゥル | タ |
만들다 | 만들 | 다 |
これらの動詞や形容詞、存在詞の語幹に理由を表す表現「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」をつけてみます。
韓国語「~だから、~なので」
- 語幹(パッチムあり※ㄹ(リウル)以外)+으니까(ウニッカ)
- 語幹(パッチムなし)+니까(ニッカ)
- 語幹(パッチム「ㄹ(リウル)」)+니까(ニッカ)
語幹に으니까(ウニッカ)と니까(ニッカ)のどちらをつけるかは、語幹の最後の文字のパッチムで決まります。
語幹の最後の文字にパッチムがある場合は、「으니까(ウニッカ)」をつけます。ただし、そのパッチムが「ㄹ(リウル)」の場合は、「ㄹ(リウル)」を取って「니까(ニッカ)」をつけます。
語幹の最後の文字にパッチムがない場合も、「니까(ニッカ)」をつけます。
語幹(パッチムあり※ㄹ(リウル)以外)+으니까(ウニッカ)の例
● 있다(イッタ)ある、いる
있(イッ)+다(タ)
↓最後にパッチムあり※ㄹ(リウル)以外
있(イッ)+으니까(ウニッカ)
↓
있으니까(イッスニッカ)
あるから(あるので)、いるから(いるので)
「있다(イッタ)」の場合、語幹の最後にパッチムがあるので、「으니까(ウニッカ)」をつけて、「있으니까(イッスニッカ)」になります。
● 없다(オプタ)ない、いない
없(オプ)+다(タ)
↓最後にパッチムあり※ㄹ(リウル)以外
없(オプ)+으니까(ウニッカ)
↓
없으니까(オプスニッカ)
ないから(ないので)、いないから(いないので)
同じく「없다(オプタ)」の場合、語幹の最後にパッチムがあるので、「으니까(ウニッカ)」をつけて、「없으니까(オプスニッカ)」になります。
語幹(パッチムなし)+니까(ニッカ)の例
● 싸다(サダ)安い
싸(サ)+다(タ)
↓最後にパッチムなし
싸(サ)+니까(ニッカ)
↓
싸니까(サニッカ)
安いから(安いので)
「싸다(サダ)」の場合、語幹の最後にパッチムがないので、「니까(ニッカ)」をつけて、「싸니까(サニッカ)」になります。
● 바쁘다(パップダ)忙しい
바쁘(パップ)+다(タ)
↓最後にパッチムなし
바쁘(パップ)+니까(ニッカ)
↓
바쁘니까(パップニッカ)
忙しいから(忙しいので)
同じく「바쁘다(パップダ)」の場合、語幹の最後にパッチムがないので、「니까(ニッカ)」をつけて、「바쁘니까(パップニッカ)」になります。
語幹(パッチム「ㄹ(リウル)」)+니까(ニッカ)の例
● 멀다(モルダ)遠い
멀(モル)+다(タ)
↓最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」
멀(モル)+니까(ニッカ)
↓ㄹ(リウル)を取る
머니까(モニッカ)
遠いから(遠いので)
「멀다(モルダ)」の場合、語幹の最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」になるので、「ㄹ(リウル)」を取って「니까(ニッカ)」をつけて、「머니까(モニッカ)」になります。
● 만들다(マンドゥルダ)作る
만들(マンドゥル)+다(タ)
↓最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」
만들(マンドゥル)+니까(ニッカ)
↓ㄹ(リウル)を取る
만드니까(マンドゥニッカ)
作るから(作るので)
同じく「만들다(マンドゥルダ)」の場合、語幹の最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」になるので、「ㄹ(リウル)」を取って「니까(ニッカ)」をつけて、「만드니까(マンドゥニッカ)」になります。
「하니까(ハニッカ)」の使い方
動詞や形容詞で「하다(ハダ)する」がつく場合、理由を表す表現は、「하니까(ハニッカ)するから」になります。
- 하다(ハダ)→ 하니까(ハニッカ)
「하다(ハダ)」の理由を表す表現「하니까(ハニッカ)」の作り方を説明します。
● 사랑하다(サランハダ)愛する
사랑(サラン)+하다(ハダ)
↓하다(ハダ)→ 하니까(ハニッカ)
사랑(サラン)+하니까(ハニッカ)
↓
사랑하니까(サランハニッカ)
愛しているから(愛しているので)
● 좋아하다(チョアハダ)好きだ
좋아(チョア)+하다(ハダ)
↓하다(ハダ)→ 하니까(ハニッカ)
좋아(チョア)+하니까(ハニッカ)
↓
좋아하니까(チョアハニッカ)
好きだから(好きなので)
「으니까(ウニッカ)、니까(ニッカ)」の例文
시간이 없으니까 빨리 가세요.
(シガニ オプスニッカ パルリ カセヨ)
『時間がないから早く行ってください。』
싸니까 많이 사요.
(サニッカ マニ サヨ)
『安いからたくさん買います。』
공항까지 머니까 택시로 가자!
(コンハンッカジ モニッカ テクシロ カジャ)
『空港まで遠いからタクシーで行こう!』
오늘은 바쁘니까 내일 만나요.
(オヌルン パップニッカ ネイル マンナヨ)
『今日は忙しいから明日会いましょう。』
당신을 좋아하니까.
(タンシヌル チョアハニッカ)
『あなたが好きだから。』
당신을 사랑하니까.
(タンシヌル サランハニッカ)
『あなたを愛しているから。』