「~してください」を韓国語では?으세요(ウセヨ)세요(セヨ)丁寧な指示の表現
丁寧な指示(命令)「~してください、お~ください」の表現を韓国語で作る場合、動詞の語幹に「으세요(ウセヨ)」、または「세요(セヨ)」をつけます。
「探す、入る、作る」などの動詞に「으세요(ウセヨ)、세요(セヨ)」をつけて「探してください、入ってください、作ってください」とハングルで表現することができます。
ここでは、「~してください、お~ください(丁寧な指示)」の意味を表す韓国語「으세요(ウセヨ)、세요(セヨ)」のさまざまな使い方を、わかりやすく説明していきます。
「으세요(ウセヨ)、세요(セヨ)」の使い方
丁寧な指示を表す「으세요(ウセヨ)、세요(セヨ)」の表現を作る前に、動詞の原型と語幹、語尾を確認しておきましょう。
例 | 原型 | 語幹 | 語尾 |
---|---|---|---|
探す | チャッタ | チャッ | タ |
찾다 | 찾 | 다 | |
笑う | ウッタ | ウッ | タ |
웃다 | 웃 | 다 | |
入る | トゥロガダ | トゥロガ | タ |
들어가다 | 들어가 | 다 | |
会う | マンナダ | マンナ | タ |
만나다 | 만나 | 다 | |
作る | マンドゥルダ | マンドゥル | タ |
만들다 | 만들 | 다 | |
住む | サルダ | サル | タ |
살다 | 살 | 다 |
これらの動詞の語幹に「으세요(ウセヨ)、세요(セヨ)」をつけてみます。
「~してください、お~ください」の作り方
- 語幹(パッチムあり※ㄹ(リウル)以外)+으세요(ウセヨ)
- 語幹(パッチムなし)+세요(セヨ)
- 語幹(パッチム「ㄹ(リウル)」)+세요(セヨ)
語幹に으세요(ウセヨ)と세요(セヨ)のどちらをつけるかは、語幹の最後の文字のパッチムで決まります。
語幹の最後の文字にパッチムがある場合は、「으세요(ウセヨ)」をつけます。ただし、そのパッチムが「ㄹ(リウル)」の場合は、「ㄹ(リウル)」を取って「세요(セヨ)」をつけます。
語幹の最後の文字にパッチムがない場合も、「세요(セヨ)」をつけます。
※丁寧な指示の表現だけでなく、尊敬の表現「お~になります、お~です」も同じ形です。
→ 韓国語の尊敬語の作り方(ヘヨ体) – 으세요(ウセヨ)세요(セヨ)
語幹(パッチムあり※ㄹ(リウル)以外)+으세요(ウセヨ)の例
● 찾다(チャッタ)探す
찾(チャッ)+다(タ)
↓最後にパッチムあり※ㄹ(リウル)以外
찾(チャッ)+으세요(ウセヨ)
↓
찾으세요(チャジュセヨ)
探してください(お探しください)
「찾다(チャッタ)」の場合、語幹の最後にパッチムがあるので、「으세요(ウセヨ)」をつけて、「찾으세요(チャジュセヨ)」になります。
● 웃다(ウッタ)笑う
웃(ウッ)+다(タ)
↓最後にパッチムあり※ㄹ(リウル)以外
웃(ウッ)+으세요(ウセヨ)
↓
웃으세요(ウスセヨ)
笑ってください(お笑いください)
同じく「웃다(ウッタ)」の場合、語幹の最後にパッチムがあるので、「으세요(ウセヨ)」をつけて、「웃으세요(ウスセヨ)」になります。
語幹(パッチムなし)+세요(セヨ)の例
● 들어가다(トゥロガダ)入る
들어가(トゥロガ)+다(タ)
↓最後にパッチムなし
들어가(トゥロガ)+세요(セヨ)
↓
들어가세요(トゥロガセヨ)
入ってください(お入りください)
「들어가다(トゥロガダ)」の場合、語幹の最後にパッチムがないので、「세요(セヨ)」をつけて、「들어가세요(トゥロガセヨ)」になります。
● 만나다(マンナダ)会う
만나(マンナ)+다(タ)
↓最後にパッチムなし
만나(マンナ)+세요(セヨ)
↓
만나세요(マンナセヨ)
会ってください(お会いください)
同じく「만나다(マンナダ)」の場合、語幹の最後にパッチムがないので、「세요(セヨ)」をつけて、「만나세요(マンナセヨ)」になります。
語幹(パッチム「ㄹ(リウル)」)+세요(セヨ)の例
● 만들다(マンドゥルダ)作る
만들(マンドゥル)+다(タ)
↓最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」
만들(マンドゥル)+세요(セヨ)
↓ㄹ(リウル)を取る
만드세요(マンドゥセヨ)
作ってください(お作りください)
「만들다(マンドゥルダ)」の場合、語幹の最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」になるので、「ㄹ(リウル)」を取って「세요(セヨ)」をつけて、「만드세요(マンドゥセヨ)」になります。
● 살다(サルダ)住む
살(サル)+다(タ)
↓最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」
살(サル)+세요(セヨ)
↓ㄹ(リウル)を取る
사세요(サセヨ)
住んでください(お住みください)
同じく「살다(サルダ)」の場合、語幹の最後のパッチムが「ㄹ(リウル)」になるので、「ㄹ(リウル)」を取って「세요(セヨ)」をつけて、「사세요(サセヨ)」になります。
「하세요(ハセヨ)」の使い方
動詞で「하다(ハダ)」がつく場合、丁寧な指示の表現は、「하세요(ハセヨ)」になります。
- 하다(ハダ)→ 하세요(ハセヨ)
「하다(ハダ)」の丁寧な指示の表現「하세요(ハセヨ)」の作り方を説明します。
● 조심하다(チョシマダ)気をつける
조심(チョシム)+하다(ハダ)
↓하다(ハダ)→ 하세요(ハセヨ)
조심(チョシム)+하세요(ハセヨ)
↓
조심하세요(チョシマセヨ)
気をつけてください(お気をつけください)
● 구경하다(クギョンハダ)見物する
구경(クギョン)+하다(ハダ)
↓하다(ハダ)→ 하세요(ハセヨ)
구경(クギョン)+하세요(ハセヨ)
↓
구경하세요(クギョンハセヨ)
見物してください(ご覧ください)
丁寧な指示の表現の作り方まとめ
丁寧な指示(命令)の表現の作り方について解説してきました。
丁寧な指示「~してください、お~ください」の文末表現にするために、動詞の語幹に「으세요(ウセヨ)」、「세요(セヨ)」をつけて作ります。
- 語幹(パッチムあり※ㄹ(リウル)以外)+으세요(ウセヨ)
- 語幹(パッチムなし)+세요(セヨ)
- 語幹(パッチム「ㄹ(リウル)」)+세요(セヨ)
하다(ハダ)のつく動詞の場合は、「하세요(ハセヨ)」にします。
- 하다(ハダ)→ 하세요(ハセヨ)
丁寧な指示を表す韓国語も、すこしずつマスターしていきましょう!