ハングルには息を強く吐いて発音する「激音(げきおん)」という子音字があります。
ここでは韓国語の息を強く吐く子音字(激音)について解説していきます。
息を強く吐く子音字(激音)
激音の子音字は、平音「ㄱ(キヨク)、ㄷ(ティグッ)、ㅂ(ピウプ)、ㅈ(チウッ)」の4つに棒や点を加えたりした形をしています。
息を強く吐いて発音する子音字「激音」は4つあります。
- ㅋ(キウク) [kʰ]
- ㅌ(ティウッ) [tʰ]
- ㅍ(ピウプ) [pʰ]
- ㅊ(チウッ) [ch]
これらの4つの激音の子音字に母音字「ㅏ(ア)」を加えて書いてみます。また音声で平音と激音の違いを聴き比べてみましょう。
ㅋ(キウク)で母音字「ㅏ」の場合
카(カ)
平音 가(カ)と激音 카(カ)の発音
ㅌ(ティウッ)で母音字「ㅏ」の場合
타(タ)
平音 다(タ)と激音 타(タ)の発音
ㅍ(ピウプ)で母音字「ㅏ」の場合
파(パ)
平音 바(パ)と激音 파(パ)の発音
ㅊ(チウッ)で母音字「ㅏ」の場合
차(チャ)
平音 자(チャ)と激音 차(チャ)の発音
音声のように、激音は平音よりも強く息を吐いて発音します。
ちなみに激音は、母音字に挟まれても濁音になりません。
激音の含まれる単語の例
最後に激音の含まれる単語の例を確認してみましょう。
激音 | 単語 | 発音 | 意味 |
ㅋ (キウク) |
커피 | コピ | コーヒー |
ㅌ (ティウッ) |
태양 | テヤン | 太陽 |
ㅍ (ピウプ) |
포도 | ポド | ブドウ |
ㅊ (チウッ) |
고추 | コチュ | 唐辛子 |